イオンコンプレックス
そもそもポリイオンコンプレックスとは何か?
そもそもポリイオンコンプレックスとは!
簡単に言うと(美容技術の場合)
+イオン物質と-イオン物質が結合させてできる物質を利用してトリートメントする技術で言いかえれば、シャンプー後のトリートメントをすることも同様です。ただし、そのパワーが強くして、風合いなどを作ったり、ハリコシを作ったり、手触り感を良くしたりなどさせる美容技術です。また、コアセルベートと意味は同じです。
イオンコンプレックスを応用した「貴店のオリジナルメニュー」
例えば、パーマ or カラー ⊕ イオンコンプレックスの応用
≪メニュー例≫
ヘアエステ付パーマ (カラー)
キレイ髪パーマ (カラー) という名称で実際にメニュー化
イオンコンプレックスを利用したサロンプロトリートメントの材料紹介
※より詳しくは、https://beauty-vender.easy-myshop.jp/の各商材ページに記載してあります。
コンプレックスを強くしたり、弱めにしたりすることで、髪質に合った良質なものが完成するかと思います。
【カチオン性原料】
製品名 アルガノミクス
【製品機能・成分】アルガンオイル・ツバキ油・CMC
【カチオン性原料】
製品名 セラ1
【製品機能・成分】ACポリマー・カチオン化セルロース・手触り感持続させる・つるつる感を出す
【カチオン性原料】
製品名 DD
【製品機能・成分】残臭除去(消臭) 質感アップ
【カチオン性原料】
製品名 R2+ (プラス)
【製品機能・成分】 架橋性強度回復 (リピュジュア・吸着性 ヒアルロン酸)
【カチオン性原料】
製品名 パワーリピットプラス LPD+ (プラス)
【製品機能・成分】 脂質マトリックス補給 18MEA リピジュア セラミド
【カチオン性原料】
製品名 クリアバター
【製品機能・成分】 クパスバター 食用の油脂・髪にツヤを与え、保水力を高めます。プラセンタエキス 胎盤エキス。リピジュア「人工細胞膜」ともいえるポリマーで、保湿効果のほかに毛髪表面を滑らかに整える働きがあります。ヒアルロン酸ナトリウム 優れた保水力。植物タンパク加水分解物(PPT) コムギ由来のPPTとシルク(絹)由来のPPTが配合
【アニオン性原料】
製品名 パワーリバイズRV + (プラス)
【製品機能・成分】 キトサン・ヘマチン・ペリセア・リピジュア (枝毛予防・表面修正)
【アニオン性原料】
製品名 Bジェル
【製品機能・成分】 ツヤを出す・架橋ブリッジによる毛髪処理料
コンプレックス完了後、仕上げの調整として(技術者がご自身で色々やってみることが重要です)
- 油脂、油分、長鎖アルキル、クリームトリートメント(仕上げ時に使用します) DDなどの利用など
- DDはクリーム状なのでコンプレックスは小さいがカチオン化されているので、最上部で結合させて質感アップ用。
- その他のカチオン化された油分などでも良い。
- パーマ・トリートメント・縮毛矯正などの施術に応じ、さらに髪質状態に応じて使い分けが重要です。
- 泡(フォーム)にして使うことは有効的(表面に吸着させやすい・液が垂れないなどの利点がある)
参考①
- 表面を-(マイナス)状態にすると少し感触が悪い。
- 例えば、表面にBジェルを残して終わられた場合質感は少し劣る。
- 必ず上からカチオン化した油分との結合が必要です。
- 仕上げは、カチオンを必ず使用して仕上げる事が原則。
- 表面にアニオンを残しておいて、その後カチオン化されたものを使用し、コンプレックスする。
- カチオン化されている(セラ1+の2倍~5倍液・DDやLPDなどを上から使用するなど色々方法は考えられる。(Bジェル・リバイズで終わらせて、仕上げのトリートメント成分でコンプレックス)
参考②
コンプレックスを発生させる時だけ商材を2倍~5倍液に希釈して、使用することも有効的。(2倍~5倍液にして粘着を減らし、泡を作り結合しやすくして利用する)
使用方法例 ①
セラ1 ACポリマーとパワーリバイズRV で、コンプレクスを作ることで手触り感持を持続させる。泡(フォーム)にして使うことは有効的(表面に吸着させやすい・液が垂れないなどの利点がある)
使用方法例 ②
Bジェルとセラ1のACポリマーでやった方がイオンコンプレックス大きい。大きすぎると硬いので、適度のコンプレックスが必要なのだと解ります。硬いがそれに合った毛髪ならベストという事にもなります。また、2倍液~5倍液に稀釈して使用することで、硬さを取る使い方もあります。例えば、セラ1(2倍液)とパワーリバイズRVのイオンコンプレックスの方がビーカー上の実験では弱いが、毛髪で実際にやってみると質感やしなやかさがちょうど良い。 しかし、髪質による違いや施術内容の違い(前後のパーマ・カラーなど)によっても変化する為、実際にやってみないと分らない。技術者ご自身で色々やってみることです。
【技術情報】
カラー剤にBジェルを1剤+2剤=合計量に対して白髪10% カラー20%混ぜ入れる。相性の合うカラー剤とそのあとに使うカチオン化トリートメントが重要。Bジェルの表面は- アニオン化した状態なのでこのままでは質感悪い。その後、カチオン化されたものを塗布して、コンプレックスさせると良い
イオンコンプレックス施術は、技術者ご自身で色々やってみることが重要です。