2024年美容室 繁盛サロン特化型「取り込むべき戦略」
コロナも収束に向かって落ち着いているにも係わらず、何かしっくりしない2023年でした。
様々な事柄がありましたが、難しい社会問題は別として良かったこととして目につくのは、コロナも「5類」に引き下げられ世界中からのインバウンド(観光客)が戻ってきたこと。しかし、世界的にはウクライナをはじめとし、いたる所で紛争がみられ心苦しい1年でもありました。 また、世界中の異常気象も目についた1年でした。
美容業界においては、優劣の二極化がはっきり見えてきた1年でもあります。
コロナが「5類」に引き下げ以降も先が見えないということもあり、成すすべもなく成り行きまかせでやっているサロンも少なくありません。当初は様々な助成金などにより一時しのぎ出来るサロンも多かったのも事実です。その為、コロナが5類になってからの方が廃業や倒産件数も多くなっています。また、美容業界にとって大きな問題として、社会保険加入問題・地方都市の大幅なスタッフ不足・働き方改革などによる美容業のあり方等々、この数年の間に大きな山を幾つも迎えてしまいました。そんな状況下の元、成すすべもなく成り行き任せ的になりがちになる気持ちは理解できますし、それも止む無い時期でもあったことも理解できますが、2024年はその延長上ではサロンの優劣が明確に大小のサロン問わず出てくることは想像ができます。政府のデーターなどを見ると景気判断を「持ち直しの動き」とあり、全体を数で割るとその様な平均数値になるかと思われますが、あくまで優劣プラス、マイナスの平均値なので違いはあまり出ていないように見えてくるのですが、実際の現場をひとつひとつ見ていくと優劣がはっきりとついてきている様に思われます。その為、美容室の倒産も急増しています。
東京商工リサーチなどの調査によると「技術や価格などでの差別化が困難な美容室を中心に、今後は淘汰が加速する」とも報じられています。
美容業もM&Aなどにより大型化するか、スタッフ不足による小規模化するかの2極化が進んでいます。大型化することにより、様々な合理化が進み安定化される美容室もある中、大資本で行う経営と異なり、一般的な美容室は限られた資本でお客様に魅力を演出していかなければなりません。
その為に、より効率よく、よく深く、より明確にする為に「より専門性の高い」サロン創りが要求されるかと思っています。今、日本の消費者は、SNSなどの情報ネットワークなどによる情報力の影響も強く、人気のあるものに集中しており、より強いものは強く、弱いものはより弱くという傾向で進んでいるかのように思える状況下なので、今まで以上に置かれている自店の環境を判断する必要があり、ここでも2極化が進んでいます。
2024年特に取り込むべき戦略「特化したサロン運営」
昨今の美容技術は、使用する機材や薬剤などの技術革新などにより平均化され、大きな失敗などがほとんどありません。その為か、オールラウンド的なものが多く、サロン間での技術的格差が縮まり始めています。勿論、別格の技術力を持ったサロンもあり、その様なサロンは人気店として繁栄しています。しかし、大半のサロンにおいて、一般消費者側から見ると「どこも格差ない」どこに行っても同じという傾向があり、通いやすい場所・条件・料金などが優先されている部分が大きくなっています。その為、自店により固定化できるお客様を多く取り込むためには「特化したサロン運営」が求められるのです。どこの美容室も平均的な中、「あの美容室は◎◎◎が凄くいい!」と認められることが重要なのです。
では、何を「特化」するべきなのかが問われる訳ですが、そんな中、世の中は高齢化が進んでいることに再認識すべきかと思います。
美容室利用者40代以上の占有率
日本総人口 : 1億2550万人 <女性 6448万人 : 男性 6101万人>
美容室利用対象人口 ( ヘアカラー・パーマなどの利用者 ) 女性16歳以上の人口 5674万人
その内、40代以上の女性人口 : 4157万人※ なんと40代以上が73%以上占める市場なのです。
美容室を利用する100人に対して73人が40代以降なのです。
(2021年10月1日時点 2022年4月15日総務省公表の人口)
さらに美容室展開の地域難易度を示す「人口1万人に対しての美容室数全国ランキング」
※ 以下のデーターは弊社が過去に調べたもので、2012年と少し古いデーターですから、数値も現在は変わっているかと思います。あくまで参考程度にお考え下さい。
人口1万人あたりの美容室数ランキング
47都道府県を対象とする「人口1万人あたりの美容室数」についての都道府県ランキングです。
最上位1位は秋田県の28.60施設、 2位は徳島県の27.27施設、 3位は山形県の26.46施設です。一概には言えませんが、この数字から考えると最大の激戦区は、秋田県となり、神奈川県が一番経営しやすい県となります。しかし、隣接している県が2県・3県とある場合、商圏をまたぐことも考えられ、まったく隣接のない北海道や沖縄などと比較するのは難しいかもしれません。しかし、参考にはなるかと思います。
順 | 都道府県 | 1万人施設数 | 美容室数 | 人口 |
1 | 秋田県 | 28.60施設 | 3,106施設 | 1,085,997人 |
2 | 徳島県 | 27.27施設 | 2,142施設 | 785,491人 |
3 | 山形県 | 26.46施設 | 3,093施設 | 1,168,924人 |
4 | 高知県 | 26.27施設 | 2,008施設 | 764,456人 |
5 | 山梨県 | 25.30施設 | 2,184施設 | 863,075人 |
6 | 鳥取県 | 25.21施設 | 1,484施設 | 588,667人 |
7 | 青森県 | 25.14施設 | 3,452施設 | 1,373,339人 |
8 | 和歌山県 | 24.30施設 | 2,435施設 | 1,002,198人 |
9 | 宮崎県 | 24.03施設 | 2,728施設 | 1,135,233人 |
10 | 愛媛県 | 23.91施設 | 3,422施設 | 1,431,493人 |
11 | 香川県 | 23.80施設 | 2,370施設 | 995,842人 |
12 | 岩手県 | 23.04施設 | 3,065施設 | 1,330,147人 |
13 | 鹿児島県 | 22.92施設 | 3,911施設 | 1,706,242人 |
14 | 沖縄県 | 22.86施設 | 3,184施設 | 1,392,818人 |
15 | 群馬県 | 22.78施設 | 4,575施設 | 2,008,068人 |
16 | 島根県 | 22.58施設 | 1,620施設 | 717,397人 |
17 | 熊本県 | 22.50施設 | 4,090施設 | 1,817,426人 |
18 | 大分県 | 22.32施設 | 2,671施設 | 1,196,529人 |
19 | 福井県 | 21.95施設 | 1,770施設 | 806,314人 |
20 | 長崎県 | 21.94施設 | 3,131施設 | 1,426,779人 |
21 | 新潟県 | 21.66施設 | 5,144施設 | 2,374,450人 |
22 | 石川県 | 21.12施設 | 2,471施設 | 1,169,788人 |
23 | 山口県 | 21.08施設 | 3,059施設 | 1,451,338人 |
全国平均 | 20.73施設 | 4,918施設 | 2,724,625人 | |
24 | 長野県 | 20.71施設 | 4,457施設 | 2,152,449人 |
25 | 静岡県 | 20.69施設 | 7,791施設 | 3,765,007人 |
26 | 岐阜県 | 20.44施設 | 4,254施設 | 2,080,773人 |
27 | 富山県 | 20.22施設 | 2,211施設 | 1,093,247人 |
28 | 栃木県 | 20.16施設 | 4,047施設 | 2,007,683人 |
29 | 福島県 | 20.15施設 | 4,089施設 | 2,029,064人 |
30 | 茨城県 | 19.94施設 | 5,923施設 | 2,969,770人 |
31 | 岡山県 | 19.79施設 | 3,850施設 | 1,945,276人 |
32 | 三重県 | 19.72施設 | 3,658施設 | 1,854,724人 |
33 | 佐賀県 | 19.69施設 | 1,673施設 | 849,788人 |
34 | 広島県 | 19.06施設 | 5,454施設 | 2,860,750人 |
35 | 北海道 | 18.68施設 | 10,285施設 | 5,506,419人 |
36 | 宮城県 | 18.00施設 | 4,227施設 | 2,348,165人 |
37 | 福岡県 | 17.77施設 | 9,015施設 | 5,071,968人 |
38 | 京都府 | 17.71施設 | 4,668施設 | 2,636,092人 |
39 | 大阪府 | 16.32施設 | 14,467施設 | 8,865,245人 |
40 | 奈良県 | 16.21施設 | 2,271施設 | 1,400,728人 |
41 | 兵庫県 | 16.05施設 | 8,967施設 | 5,588,133人 |
42 | 滋賀県 | 15.88施設 | 2,241施設 | 1,410,777人 |
43 | 東京都 | 15.04施設 | 19,790施設 | 13,159,388人 |
44 | 埼玉県 | 14.80施設 | 10,648施設 | 7,194,556人 |
45 | 愛知県 | 14.75施設 | 10,928施設 | 7,410,719人 |
46 | 千葉県 | 13.82施設 | 8,589施設 | 6,216,289人 |
47 | 神奈川県 | 11.62施設 | 10,516施設 | 9,048,331人 |
※ 美容室数2012年データー、人口総数2010年データー、人口1万人あたりの美容室数ですので、参考程度にお考え下さい。
2021年にも当社では、高齢化問題を取り上げて、「必ず必要になる、エイジングに応える美容室」として訴えてきましたが、2024年はより高齢化が進み「必須」となりつつあります。
さらに現在、客数減少は全国の美容室に於いて50%以上のサロンが減少していると報告されています。その為、よりお客様のニーズに沿った方向性を極め、固定客確保が最重要ポイントであるかと思います。また、客数減少に合わせて、客単価の上昇が求められることになりますが、ただの値上げではお客様の乖離も想像できます。それらから2024年美容室経営に求められることとして
①「固定客増確保」②「客単価上昇」が上げられるかと思います。
固定化するお客様を集める方法論として、お客様のニーズに応える「悩みの解消メニュー」そして、お客様がそれによって満足することで得られる「客単価増加」が重要なキーワードかと思います。
客単価増加の重要性は、これから進む将来に対して必須条件 ( 特に少数サロンは必須 )
※以下掲載記事も参考になれば幸いです。経営は目の前だけではありません。10年、20年、30年と頑張った挙句の果てに後悔するすることなく、今から積み重ねです。月収40万円(年収480万円)「ひとり美容室」必要客単価 1万4233円(税抜)・1万5656円(税込)の詳細も記載。
では、40代以上の女性の悩みとは???
白髪・ボリュームの減少・髪に艶がなく・パサつく・根元が透けて見える(毛量減少)・ハリコシがなくぺちゃんとなる・抜け毛・薄毛・毛が細くなる・クセ毛、などが上位を占めています。
これらに基づいた業務商材や店販品で、美容室にとって有益な施術方法や販売方法を含めてご案内させて頂きたいと思っております。
今回のご紹介は、店販品ではありますが、
800人以上の治験使用者が驚くほどの効果を実感した「D+TRAD」
40代以降の方が悩まれる「ボリュームの減少・ハリコシがなくぺちゃんとなる・抜け毛・毛が細くなる」に特化した製品です。
養毛剤=育毛剤=発毛剤として連想しますが、勿論その効果は大きいのですが、美容師さんなら分かるかと思いますが、発毛となると結果が出るまでに「毛髪のサイクル」を考えても、4ヶ月~6ヶ月は最低でも掛かります。また、その間に挫折して止めてしまったり、また食生活や生活習慣などから結果が出ない場合もよくあることです。その為、1ヶ月~2ヶ月以内に何らかの結果を出して、お客様に続けてもらうことの方が重要でよっぽど効果的です。そこで、発毛などに関することは、あえて削除(封印)するのです。
その上で「ボリュームの減少・ハリコシがなくぺちゃんとなる・抜け毛・毛が細くなる」に特化させて、短期間の1ヶ月~2ヶ月内に結果が出てくるようにしていくのです。特に薄毛で悩んでいる方よりも「ボリュームがない」「細毛」「ハリコシがなくぺちゃんとなる」症状の中高齢者の方は多く、対照になる方は多数です。また、「薄毛」や「禿」の方にその旨を伝えるにはちょつと抵抗があるという美容師さんもいらっしゃるかと思います。「ボリュームの減少・ハリコシがなくぺちゃんとなる・抜け毛・毛が細くなる」などであれば、伝えやすくお客様にとってもいいアドバイスになります。
しかも効果が早く出るとなれば、次回来店時にある程度結果もお聞きすることが出来ますので、それに合わせた改善方法も考慮出来ます。
この商材は、800人の方が治験で利用し85%の方が1ヶ月で効果を実感できたと報告された商品です。
もちろん、100%ではありませんし、個人差はあるかと思いますが、明らかに従来からある商材より、結果が早い商材です。お悩みになられているお客様に100%ではないことも伝えた上で、ご紹介されることはお客様にとっても重要なアドバイスになるかと思います。より同様のお悩みのある美容師さんがお使いになって、実績を積んだうえでやられる方が実感があるかと思います。
もちろん、筆者(私)も使用済みの上で効果があり、その上でお伝えしております。
重要ポイントは、「40代から使う・ハリコシ・ボリュームに特化させる」
このことによって、スタイリングしにくかったことなども解消に向かっていきますし、それによって「若々しく見える髪」に変化するのです。是非、美容師さん本人がお試しください。その上で、お客様にアドバイスできる商品かを見極められてはどうでしょうか。
40代から使う「若々しく見える髪」その秘密は、圧倒的なハリコシ・ボリュームに特化
D+TRAD スカルプエッセンス・ユニセックス 60mL/頭皮用ローション
¥7,800 (税別) ¥8,580 (税込)
加齢と共に気になる薄毛。
養毛に効果的な成分を肌奥(角層)へ届ける!NtDDS技術による養毛治療。
800人以上の治験を通り、85%以上の方が約1ヶ月で効果を実感。
継続使用及びリピート購入したいという結果に!
メーカーで推奨している事柄です。
・薄毛で困っている方
・髪のボリュームがあきらかに減ってきた、
・最近、抜け毛が気になる
・地肌が透けてきた、
・髪にハリ・コシがなくなった
・生え際が後退してきた
・フケが多く人目が気になる
一番「特化」してお薦めできる事柄として、圧倒的なハリコシ・ボリュームに特化した商品であることです。
上記にも記載しましたが、発毛・育毛に執着するのではなく、「40代から使う・ハリコシ・ボリューム」に特化させることをお勧めいたします。
■ 誰でも簡単に、実感できるヘアケア剤
人のカラダは本来、自然治癒力(しぜんちゆりょく)があります。自己再生機能は、カラダを治そう健康にしようとする力、防御機能は、カラダの外部から浸入してくる細菌類やウイルスと戦う力、自然治癒力が備わっています。
頭皮も同様で本来の力が備わっています。頭皮にちょっとした手助けを加える事で、本来の「ハリ、コシ、ボリューム」が期待できます。「D+TRAD SCALP ESSENCE UNISEX」は、頭皮が本来のパワー(免疫力/自己再生力)を最大限に導きだす事に成功した製品とされています。
■ 発毛の司令塔「幹細胞「バルジ領域」の発見」
2000年ごろ、幹細胞「バルジ領域」の存在が発見されました。バルジ領域は毛根から少し浅いところ、立毛筋の根本あたりに存在します。
一昔前までは毛根部にある毛母細胞や毛乳頭にいかに栄養を与えることが大切であると言われてきました。しかし、発毛に必要な重要ポイントは、発毛の司令塔「バルジ領域」であるとある研究から発表されています。
幹細胞「バルジ領域」の活性化で元気な毛髪
バルジ領域には毛包幹細胞と色素幹細胞があり、毛包幹細胞は「毛髪」を形成する角化細胞になり、色素幹細胞は色素細胞となり「毛の色」を形成する。このバルジ領域を活性化させる新しい物質が「テロメラーゼ」と言う酵素であり、毛髪近くの皮膚に存在しています。これが活性化する事で発毛に結びついていくとされている訳で、今回紹介しています「D+TRADエッセンス」はこれらに基づいた製品であります。
しかし、今回の提案はあえて「発毛」を封印し、「発毛」より短期間で効果が出やすい「ハリコシ」に焦点をおき、ハリコシ・ボリュームに特化させた製品として展開されてはいかがでしょうか。理由は、上記に記載した通りです。
より元気な毛髪を生成することにより、ハリコシが回復しボリューム感も増し、スタイリングのしやすい髪に変化していきます。(※本記事は、薬機法との関係もあることから国家試験を取っている髪のプロである美容師・理容師さんに向けての記事でありますので、その点をご配慮いただきたく存じます)
さらに詳しい情報は、こちらから