縮毛矯正で薬剤やアイロンが少し強すぎてしまってチリチリなってしまった髪を改善する方法

この写真は、あくまでイメージ写真あり、お問い合わせ頂いた毛髪とは一切関係ありません

今回のご紹介にあたり、(株)ヌースフイット様・中央有機化学(株)様・カエタステクノロジー(株)・(株)松倉様にもご協力を頂いております。

サロン様からご相談いただいた内容

矯正で薬剤やアイロンが少し強すぎてしまってジリジリなってしまった髪を少しでも見た目だけでも綺麗にできるような商材はないでしょうか?

ちなみに濡れてる時とかにはそんなに激しく引っかかるわけでもなくツルッとしてます。
乾かすとオーバーくらいの表面と毛先5〜10センチ弱がチリチリボワボワします。

矯正を何度かされてる方で少しリバウンドしてたのでやってみたところこのような状況になりました、、、。

お客様のためにもなにかご教示いただけると嬉しいです。

サロン様からのご相談
【 サロン様からの毛髪診断状況 】

矯正で薬剤やアイロンが少し強すぎてしまってジリジリなってしまった髪。

ちなみに濡れてる時とかにはそんなに激しく引っかかるわけでもなくツルッとしてます。
乾かすとオーバーくらいの表面と毛先5〜10センチ弱がチリチリボワボワします。

【弊社の判断】


アイロンによる熱変性と矯正による薬剤被害によるこのことから、毛髪内のタンパク質間の乖離も進み空洞化も起きており、一般的に言うにいう「ビビリ毛」です。さらに「ボワボワ」ということから毛髪の乾燥状態もかなり進んでいると判断しました。ビビリはフィブリルが整列しておらず、いろいろな方向を向いてしまっているためざらざらとした手触りになってしまいます。その為にある程度、還元剤とアルカリを使用し髪を膨らませてからフィブリルを整列し直す必要があります。しかし、フィブリルの整列し直しにはそれなりのリスクもあり、必ず直るという保証はありません。失敗するとさらに悪化する事も充分に考えられます。(髪の鞣し(コーミング)などの技術的なものも必要とします)簡単に出来ることではありません。使用薬剤や修復作業工程が正しくても施術中の毛髪感触・状態を極めながら状態に応じて施術を進める知識が必要です。

ただ、使用する薬剤や流れ(工程)だけで施術を行うと失敗します。たまたまうまくいっても、毛髪状態は一人一人微妙に違いがあり、それを見抜けなかったら、必ずいつか失敗します。それは、どんなスーパー薬剤を使っても同じことが言えます。(人の髪は千差万別)

美容室としては、営業活動の中でお客様に対して何とかしてあげたいと思う気持ちは充分に分かります。しかし、逆に悪化してしまった場合、さらに悲惨な結果となってしまいます。その為、まず、修復作業とカラーや縮毛矯正の同時作業は当初避けて、修復作業の結果を確認して、その後、それに少しづつ同時作業を加えて変化などを見極め熟練していくことかと思います。

Webサイトの中には、簡単に直ることを記載したサイトもありますが、それは熟練した技術者(失敗も身につけているはずです)が出来ることで、その道に精通していない方が行えば、いつか必ず失敗します。

その中で、この髪には「この作業・この薬剤」が必要であることを認識しながら、身につけた施術能力を高め、より結果の出る施術完成を目指して行くことかと思います。

病院の医師がマニュアルを見ながら「オペ(手術)」するなんて考えられません。オペ中に予期しないことは多々起きているはずです。それに応じた、能力があって初めて出来る業なのです。同様に髪の「オペ(手術)」ですので、それに応じた能力が必要で、髪の場合、毛髪内部は目では見えません。その為に毛髪内では「こうなっているはず」という仮説も必要になってくるので、それに合わせた知識が絶対条件です。その為にもオペの熟練を積んでいく必要がありますので、前書きした「まずは修復作業を確認」さらに加えて少しづつ経験を積みながら同時施術を加えていく方が間違いない順序かと思います。

本記事は、その熟練施術に向かう為の一部知識とご判断ください。この通りやれば必ずうまくいくということではありません。

今回のご質問は過去からよくある質問ではあるのですが、薬剤被害だけでなく、近年はアイロンの多様化によっての熱変性による損傷も強くあり、従来の状況と変化があります。現行では、薬剤の進化によって施術方法や使用薬剤も変化しており、今回のご相談内容に「髪を少しでも見た目だけでも綺麗にできるような商材はないでしょうか?」ともありましたので、以下の施術内容をご紹介させて頂いております。

お客様に笑顔で帰ってもらう為に
「うれしい! とてもきれいになった!」
お客様に笑顔で帰ってもらう為に

方法A :

活性ケラチン

ボタニカルケラチン

ボタニカルケラチンの原料・毛髪の主成分 類似したアミノ酸組成
FETHER KERATIN 平面な構造
アメイジングリラクサー施術後と前
カラー時にリラクサーを混合して使用した際の結果
カラー時にリラクサーを混合して使用した際の結果

方法B :

AP.P.プライマーまとめ 内部補修・外部補修・スカルプケア・仕上がり
S-S結合修復・強化・内部CMC補修・ダメージホール補修・キューティクル補修・外部CMC補修
内部のダメージケア
AP.P.施術例

方法C :

方法Aの施術方法
A : 1番お薦め レブケラドライブを使用 (毛髪によって個人差がありますが、今回の条件に於いて一番有効かと思いましたので1番お薦めとさせて頂きましたが、他が劣るということではありません)

レブケラドライブで前処理

レブケラドライブをベシクルウォーターで5倍希釈して前処理剤として塗布 

※ポンプフォーマーを使用すると使いやすくなります。

(利用成分 : W活性ケラチン・ファイバーハンス・マレイン酸誘導体など)

STEP
1

アメイジングリラクサー 3 : 1 アメイジングウォーター の比率混合剤をダメージ部に重ねて塗布

(利用成分 : ナノ化エルカラクトンなど)

レブケラドライブで前処理した上から重塗り

15分~20分 40℃ 加温放置

注意 : 頭部や首など皮膚に付かない様に注意してください。

STEP
2

軽くシャンプーして流して下さい

軽くシャンプーして、しっかりタオルドライ

STEP
3

アメイジングウォーターの2倍希釈液を全体にスプレーしてから完全ドライ

(濡れたままでは、髪を傷める可能性もありますので、100%ドライにして下さい。)

STEP
4

アイロン140℃で仕上

高温でのアイロン施術はお薦め出来ません。

STEP
5

「レブ ラスティング ケラチンヘアマスク 」+「アメイジングウォーター2倍希釈のモノ」を使用して自宅でのケアをして下さい。

(利用成分 : k-活性ケラチン・グリオキシル酸・エルカラクトンなど)

使い方(重要):レブ ラスティング ケラチンヘアマスクを3日に1回使用してください。

これによって落ち着き・しっとり感が得られますが、重く感じたら(べた付き感が出たら)5日に1回にサイクルを伸ばしてください。

結果をより良くする為に5回分のレブ ラスティング ケラチンヘアマスク10g×5をお客様にお渡しください。 

同時に「業務用のアメイジングウォーター2倍希釈のモノ」をお客様に差し上げて、自宅でのお風呂上りの際、ブロー前に付けてからブローして下さい。

注意事項: 「アメイジングウォーター2倍希釈のモノ」は冷蔵庫で保管して、1週間程度で使い切ってください。

 理由*アメイジングウォーターに含まれる防腐剤が2倍液にする事で薄まり、防腐効果が弱まるからです。

STEP
6
方法A : 詳しい商材情報
  • レブケラ ドライブ 200㎖ (利用成分 : W活性ケラチン・ファイバーハンス・マレイン酸誘導体など)
  • 希釈剤 : ベシクルウォーター : 500ml 
  • ポンプフォーマー : 200ml
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レブケラ ドライブ 200㎖のお試しクーポンをご用意しました。

  • アメイジングウォーター500ml ウルトラ(Ultra)
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アメイジングウォーター78ウルトラ1回限定クーポン
  • アメイジングリラクサー500g
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  • レブ ラスティング ケラチンヘアマスク10g×5 
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方法Bの施術方法
B : AP.P.ダメージケアトリートメントプライマーを使用(毛髪内の乖離したタンパク質同士を吸着させる施術)した施術

ジマレイン酸系 (ジマレイン酸系毛髪処理剤を超簡単に説明するとボンド系「毛髪内のタンパク質とタンパク質を接着するもの」)

AP.P.ダメージケアトリートメントプライマーを原液でダメージ部分にしっかり浸透させる。

粗歯のコームでよく馴染ませて浸透させる(出来れば、浸透を十分にさせる機器があるとベスト)

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STEP
1

塗布・放置10分~15分

(しっかり浸透) 

熱処理は不要

STEP
2

アメイジングリラクサー 3 : 1 アメイジングウォーター の比率混合剤をダメージ部に重ねて塗布

(利用成分 : ナノ化エルカラクトンなど)

15分~20分 40℃ 加温放置

注意 : 頭部や首など皮膚に付かない様に注意してください。

STEP
3

軽くシャンプーして流して下さい

軽くシャンプーした後、

しっかりタオルドライ

STEP
4

アメイジングウォーターの2倍希釈液を全体にスプレーしてから完全ドライ

(濡れたままでは、髪を傷める可能性もありますので、軽いブローで100%ドライにして下さい。)

STEP
5

アイロン140℃で仕上

高温でのアイロン施術はお薦め出来ません。

STEP
6

レブ ラスティング ケラチンヘアマスク +「アメイジングウォーター2倍希釈のモノ」を使用して自宅でのケアをして下さい。

(利用成分 : k-活性ケラチン・グリオキシル酸・エルカラクトンなど)

使い方(重要):レブ ラスティング ケラチンヘアマスクを3日に1回使用してください。使い方は簡単、通常のトリートメントと一緒。

これによって落ち着き・しっとり感が得られますが、重く感じたら(べた付き感が出たら)5日に1回にサイクルを伸ばして下さい。

結果をより良くする為に5回分のレブ ラスティング ケラチンヘアマスク10g×5をお客様にお渡しください。 

同時に「業務用のアメイジングウォーター2倍希釈のモノ」をお客様に差し上げて、自宅でのお風呂上りの際、ブロー前に付けてからブローして下さい。

注意事項: 「アメイジングウォーター2倍希釈のモノ」は冷蔵庫で保管して、1週間程度で使い切ってください。

 理由*アメイジングウォーターに含まれる防腐剤が2倍液にする事で薄まり、防腐効果が弱まるからです。

STEP
7
方法B : 詳しい商材情報
  • AP.P.ダメージケアトリートメントプライマー 300g
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方法Cの施術方法 : 還元剤とアルカリを利用した本格的なビビリ修正技術

(株) ヌースフイット様からの回答

ビビリ毛を直したいということでの対応施術

ビビリ毛の対処法ですと、FジェルとMジェルまたはヒモストGMTクリームを使ってもう一度ストレートをかけることです。

ビビリはフィブリルが整列しておらず、いろいろな方向を向いてしまっているためざらざらとした手触りになってしまいます。

その為、ある程度髪を膨らませてからフィブリルを整列し直す必要があります。

ビビり直しはかなり繊細な施術になります。失敗するとさらに手触りが悪くなるだけでなく、断毛の恐れすらあります。ビビり部分が多いのであれば、1回でやり切ろうとはしないで2回、3回と何回かに分けたほうが良いと思います。

加えてご紹介したのはビビり直しのために作られた薬剤じゃないため、やれば絶対きれいになるというわけではありません。リスクは十分にありますから、慎重に行うようにしてください。

手順としては以下の通りです。

R2+で前処理をします

ビビリはかなり毛髪損傷しています。必ずして下さい。原液でビビり直しするところにつけます。

STEP
1

Fジェル:Mジェル=1:3をビビリ部分に塗布します。(ない場合はヒモストGMTコンク:クリーム6=2:8でも可能)

ある程度膨潤をさせないとあちこち向いたフィブリルは整列しませんので髪の等電点よりアルカリ側の薬剤を選定します。

F:M=1:3の時pHは7.5~8.0ほど、GMTはpH6.5程度です。

STEP
2

リングコームで優しく丁寧にコーミングします。最初はガサガサとした感じがありますが、薬が効いてくると滑らかに通るようになります。

個人的には素手で触ったほうがザラっと感からツルっとした感じの変化が良くわかるかと思います。

1液放置中はお客様につきっきりで必ず髪を確かめてください。

通常の時間放置してしまうとビビりがもっとひどくなってしまう可能性があります。

あくまでの私がウィッグでビビり直しを検証した結果ですが、FジェルとMジェルはつけてすぐツルっとした印象で、GMTクリームは10分ほどするとツルっとしたという印象です。これはあくまでもウィッグで行ったときのものです。お客様の髪の状態によっても変わってくると思いますのであくまでも参考程度にしてください。

STEP
3

くしどおりが滑らかになったらすぐにすすぎ流します。

STEP
4

中間処理で、DD:LPD=3:1にしたものを塗布し、その後時間をおかずにすすぎ流し、タオルドライ後アルガノミクスツヤプラスでコーミングしドライヤーをします。

ビビり毛に対しては、酸性の薬剤でも完全ドライします。水分が残っていると、アイロンの熱で傷めてしまいます。

STEP
5

アイロン施術

アイロン温度は最高で140℃。(120~140℃)

STEP
6

bR2液にR2+を10%混ぜ2液処理。

2度付けで15分間です。

STEP
7

2液をすすぎ

仕上に移行します

STEP
8

仕上 ※弊社推奨

仕上の際にアメージングウォーターの2倍希釈液を軽く全体にスプレーして

から軽いブローで完全ドライしてから、アイロン140℃でスルーで完了

STEP
9
  • R2+ (パワーR2プラス)
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  • Fジェル (用事調整不要のジェルタイプのスピエラ)
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  • Mジェル (システアミン+チオのジェルタイプ)
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  • DD=アクティブアシッドスプレーコンデDD(デデ) 1000ml
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  • LPD+=パワーリピットプラス LPDプラス
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  • アルガノミクスツヤプラス
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  • bR2液
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以上、参考にして頂ければ幸いです。

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