「5Gトリートメントとはなに?」
先に「新型コロナで影響を受けている美容業界の皆さんに心よりお見舞い申し上げます」みんなで頑張って切り抜けましょう!
本来、群馬県で真剣に美容室経営に取り組んでいらっしゃる経営者の方からお問い合わせ頂き、ご返信させて頂いた内容なのですが、「5Gトリートメントとはなに」という質問が最近多く寄せられるようになってきましたので、今回その先生にご承諾を頂き、内容を掲載させて頂きました。弊社なりの判断ではありますが、5Gについてまとめてみましたので、参考になればと存じます。
【そもそも一般社会で言われる「5G」とは】
IT社会で言われる「第5世代移動通信システム」で、大きな特徴は、「超高速化」「超多数同時接続」「超低遅延」の3点。
通信速度は4Gの20倍、同時接続数は4Gの10倍、遅延速度は10分の1となります。単純に考えても、4Gから5Gに変わることで、10倍以上の効果が期待できるのです。Gとは数的単位をあらわす「ギガ」ではなく「ジェネレーション」という意味で、「通信規格の世代」を表す言葉です。
『第5世代移動通信システム』
第5世代を意味する5G。5Gが始まると、今よりタイムラグがなくなり、さらに多くの通信ができ、身の回りのいろいろなものが、インターネットにつなげられるようになるんです。5Gは4Gよりも格段に性能が向上した移動通信システムです。5Gは2020年から順次、日本国内でサービス開始を予定しています。
私も愛読しておりますが、「5Gトリートメント」を広めたのは、新美容出版様が出版する「経営とサイエンス」(旧マルセルと言った方がわかりやすいかもしれません)だと思っています。私の認識では、「5Gトリートメント」とは、IT業界で言われる「次世代」のことで、それを総称して表現したものだと認識しています。
「5Gトリートメント=次世代トリートメント」
では、「5Gトリートメント」とはどういうものか、またその「5Gトリートメント=次世代トリートメント」とは、どんなものかを簡単に説明させて頂きます。
【まず先に「5Gトリートメント」の発端から説明】
きっかけは、【ブラジリアンブローアウト】
2000年代にブラジルで大ヒットした【ブラジリアンブローアウト】というストレートメニューなのですが、世界中で利用者が急増する中、トラブルも急増。基本的には、トリートメントと称していた点もあり人気メニューになった経緯があります。とても髪がサラサラになり、ハリやコシができるのでボリュームダウンしない。自然で違和感がなく、当時の日本の縮毛矯正のような「不自然にまっすぐ感」がなく、持続力も2~3ヶ月とあり人気となりました。しかし、施術中に発生する煙の中に「ホルムアルデヒド」という人体にかなり有害な物質発生したことで、「ヒトの粘膜を刺激するため、目がチカチカしたり涙が出る、鼻水が出る、のどの渇き・痛みやせきなど、シックハウス症候群の原因となる代表的な化学物質です。」と公表され、発癌性があるとも警告されました。そんな危険な物質に代わって、2018年に日本で注目されてきたのが、「ジカルボン酸」であり、「酸熱トリートメント」の始まりでもあります。
【サロンでだけでしか体験出来ない施術】
<今までのシステムトリートメントは現状維持が限界>
美容室にとって、良いのか悪いのかわかりませんが、高性能トリートメントやシステムトリートメントなどは、ホームケア用としても販売され、自宅でもサロン同様なことができる様になってきました。気休めをいっても仕方がないので、はっきり申し上げますが、ただ塗布するだけなら一般の方でも充分できますし、無理して時間を割いてまで、美容室に行く必要がなくなります。やはり、美容室でしかできない「プロトリートメント」が美容室には必要だと思うのであります。
そこで開発が進んできたのが【サロンでだけでしか体験出来ない施術】
【5Gトリートメント=次世代トリートメント】
【サロンでだけでしか体験出来ない施術】を増やしていかないと高齢化社会の日本では、美容室離れが生じる危険があります。15歳以上の美容室に来店されるお客様の70%以上が40代以上の中高齢者です。特に年金暮らしになった世代では、節約意識も高く無駄なものにお金を使わなくなってきます。しかし、必要なものには、お金を惜しまないという客層が多い年代も同年代であります。ヘアカラーを例にとると、ただ「白髪」を染めるだけなら、より安い所で十分でという方も多く、しかしその反面、年齢とともに失いつつあるものに対しては、取り戻そうとして惜しまないこともあり、高額な「化粧品が売れる」のもその一つであります。
今までのサロントリートメントは、「基本的には髪の毛の類似成分を入れて蓋をする」が主流で、よく毛髪の修復・補修といったことばが多く使われますが、それはどういう事かというと「髪の毛の内部にあるタンパク質と似たような類似成分」を毛髪に入れ込んで、それを外側から蓋をするということでした。しかし、毛髪に入れ込んだ「毛髪成分」は、特別な化学反応がない限り、流出も早く、その為、持続力は1~2週間程度と短いというのが実態です。これが一般的な美容室のプロトリートメントであります。それならば、お客様自身が自宅でも可能ですので、市販化されて行くこととなり、今後は美容室でトリートメントをされる方は減少していくはずです。
【5Gトリートメント=次世代トリートメント】結果が技術力・経験・知識によってかなり左右される5Gトリートメント
そこで、「サロンでだけでしか体験出来ない施術」が必要となってきます。それが、【5Gトリートメント=次世代トリートメント】であります。
一般的な「基本的には髪の毛の類似成分を入れて蓋をする」を「限りなく薬剤に近い成分」を使用して、高レベルの美容室でしかできないトリートメントを普及させてお客様を失客しないことが目的です。「酸熱トリートメント」を例にとって一口で言うと、お客様にはトリートメントのイメージが先行していますが、実際は「限りなく薬剤に近い」トリートメントです。
【酸熱トリートメントの実態】
今までの一般的なトリートメントは入れて蓋をするだけですが、最近表現されている【髪質改善】や【酸熱トリートメント】【ケラチントリートメント】等は、毛髪内部で化学的な反応を起こす事によってトリートメント効果を出していくものが大半です。その為に仕上がりが技術力・経験・知識によって大きく左右されます。
それが揃わない美容師だと施術結果も伴わないために「批判対象のメニュー」にされてしまうのです。
現実的に「酸熱トリートメント」の2度目・3度目と回数を重ねていく度に施術内容は変わっていくことがしばしばあります。
参考までに「プレックスメント技術追加情報 2019年12月版
をご覧ください。「プレックスメントのフォルムコントロールを施術して1度目は非常に良かったのですが、2度目の施術時に「毛が絡む」という様な結果になることがありますがどうしたらいいですか?」に対して、解説しています。きちんとした技術力・経験・知識をお持ちの方ならば、これほど優れたトリートメントはありません。
総称して「5Gトリートメント=次世代トリートメント」
酸熱系トリートメント
グリオキシル酸・レブリン酸・グリコール酸・サリチル酸・炭酸プロピレン・グリオキシル酸誘導体などの酸成分が、毛髪内のアミノ基と架橋するイミノ結合を形成するトリートメント。イミノ結合は、熱による脱水・縮合作用で強固になることから、「ドライ→ブロー→アイロン」の工程が重要とされている。
プレックス系トリートメント
プレックス系・ボンド系と呼ばれるトリートメントで、パーマやカラー施術のトッピングメニューとして利用されることが多く、主成分はマレイン酸、ジマレイン酸で、ジマレイン酸は、毛髪内の2つのシスティン残基と結びつきS-S結合を形成。マレイン酸は、ひとつのシスティン残基と結びつき、この時にできたアミノ鎖の先端が毛髪内で何らかの結合を生む可能性があると考えられているようです。
活性ケラチン
SS結合を持ったケラチンや、スルホン化したケラチンを配合したトリートメント。これらの多くは、使用前に2つの剤を混合させて施術することが多い。また、剤によってはこの混合の段階で、配合しているケラチンのSS結合を還元し、毛髪に塗布するものもあります。このタイプの剤を使う場合、最後のプロセスで微弱な酸化処理を行うものもあります。因みにこのタイプの剤には、毛髪内のシスティン残基と結びつき、酸化のプロセスを経ることでSS結合を再結合させるタイプと同様にシスティン残基と結びつき、アミノ鎖を形成するものがあります。また、アミノ鎖を作るタイプは、その先端から何らかの結合を生み、架橋を形成する可能性があるともいわれています。
しかし、100%は解明されていない化学反応なのです。
さらに以下のように区分けされることもある様ですが、メーカーなど開発している業者によって異なる表現があり、100%の回答は難しいかと思います。その一つに「成分の配合濃度」も考慮しないといけないために弊社扱い外のメーカーの商材に関しては、回答はできません。
ひとつ重要なこととして、私の知る限りでは「100%は解明されていない化学反応」であることであります。その様な観点から使用経過とともに判明されて行っていることが数多くある現状であることを理解して頂いた方が良いかと思います。
グリキオシル酸タイプ
微還元活性ケラチンタイプ
レブリン酸タイプ
ダブルカーボネイトタイプ
活性ケラチントステムトリートメント
弊社扱いの「プレックスメント」は一つの製品に様々な長所を捻出するため、複数の成分が配合されており、使用する際に迷わなくて済むので良いかと思います。まず使用されるときは、施術内容に応じた弊社マニュアルをご覧になり、それに沿った施術薬剤を使用することで大きなミスは防げるかと思います。その後は、自身による施術結果と知識・情報などを加えて施術されることをお勧めいたします。
【髪質改善】【酸熱トリートメント】【水素トリートメント】と名称区分けも同様の俗称かと・・・
普通に考えて「水素トリートメント」は、フリーラジカル(活性酸素)関係の事かと思っていますが、「営業ベース」で戦略として名称を付けることもありますので分かりませんが、あくまで、その様な観点から付けた名称ではないでしょうか?
「髪質改善」も俗語かと思います。弊社でも30年前から「毛髪改善パーマ」と命名し、ハイブリットシステムパーマをやっております。
これは、「各種分子量と大小のPPT・添加剤」と「チオの高還元力によるウェーブ形成力&PHをコントロール」・「シスのしなやかさ」・「サルファイトのしなやかさと質感・ブンテ塩によるツヤ」を異種混合して、毛髪を改善しパーマや縮毛矯正を行い、その後、アルカリ除去や毛髪を等電点にしっかり戻して損傷させない努力をする技術であります。
「酸熱トリートメント」も俗語です。
酸と熱!大注目の新薬剤による次世代型トリートメント「PLEXMENT」
詳しくはこちらをご覧ください。
※施術の際は、 プレックスメント技術追加情報 2019年12月版 を一読して下さい。2度目、3度目の施術に対しての情報が記載されています。
新商品とリニューアル {グリオキシル酸使用・ジカルボン酸使用溶剤がアップデート
【施術内容】 以下の施術がプレックスメント1セットですべて行えます。
次世代型トリートメント プレックスメント フルデビューセット
施術名 COLOR PLEX カラーでやる施術
ヘアカラー時のパサツキ、カサツキ、アルカリ剤のピリつきを緩和し、髪に【艶】と【しなやかさ】が蘇る。
枝毛、切れ毛94%軽減!!色持ち断然キープ!白髪染めにも最適です。
※ジカルボン酸使用 グリコール酸・リンゴ酸・サリチル酸 ケラチンPPT・18種類のアミノ酸 ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア
あまりにもダメージが酷い場合だと、1回で効果を実感しずらいこともあるが、複数回施術で良くなっていくこともしばしばあります。
施術名 BLEACH PLEX ブリーチでやる施術
ブリーチによるダメージ解消!自然な仕上がりの【艶感】と【手触り】を実感。
回を重ねて繰り返すブリーチのダメージ、施術時の枝毛・切れ毛の軽減とピリつきの緩和。艶のあるブリーチメイクが出来ます。
※ジカルボン酸使用 グリコール酸・リンゴ酸・サリチル酸 ケラチンPPT・18種類のアミノ酸 ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)
施術名 FORM CONTROL PLEX (これ使用率が圧倒的に多い)
美しいうしろ姿を作ります。 うねりなどを取って蘇る髪になります。(注 2度目・3度目の施術で気を付けるメニューでもあります。)
ストレートパーマでも縮毛矯正でもない!
トリートメントの力で【うねり】や【クセ】、【凹凸】や【広がり】を抑え、しっとりツヤツヤな仕上がり感が1~2ヶ月ずっと続く、まったく新しい次世代型トリートメントです。
※グリオキシル酸使用 ジカルボン酸使用 マレイン酸 グリコール酸・リンゴ酸・サリチル酸 ケラチンPPT・18種類のアミノ酸 ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)
・持続力1~2ヶ月 髪質によっては3ヶ月持つ方もいます。
・年齢の変化と共に髪質が変わりハリ・コシがない方はしっかりハリコシが出ます。その為、中高齢者に適している一面もあります。
・ボリュームは抑えたいが、縮毛矯正をかけるほどクセは強くない方には、最適
※くせの強い方は、縮毛矯正をお勧めします。対象は、細毛・うねり・ハリコシのない髪にとても有効
カラーと同時施術でトリートメント・カラー共に効果は下がります。特にカラーはグリオキシル酸との相性が悪く、グリオキシル酸トリートメント→カラーの順だとトリートメント効果が下がり、カラー→グリオキシル酸トリートメントの順だと色落ちしますが、施術の後半で色素を入れてカバーする技術もあります。しかし、基本的にカラー施術とは別日(10日後以降)にやることお勧めします。パーマをかけている髪の場合、手触りは良くなりますが髪質の状態によっては、パーマが落ちたと感じる方もいらっしゃいます。デメリットとしては、まれに髪の毛を濡らした際に独特な臭いがでる場合があります。
施術名 RELAXING PLEX
「ブリーチの繰り返しで、髪がチリチリしてきた」「パーマをかけたらビリビリしてきた」「毎日アイロンしたらパサパサしてきた」方へ。
過度なケミカルダメージや熱のダメージによるビビリ毛が、ハリのある髪に復活します。
※ マレイン酸 グリコール酸・リンゴ酸・サリチル酸 ケラチンPPT・18種類のアミノ酸 ジラウロイルグルタミン酸リシンNa(ペリセア)
18種類のアミノ酸が配合
…「シスチン」「グルタミン酸」「ロイシン」「アルギニン酸」「セリン」「スレオニン」「アスパラギン酸」「グリシン」「パリン」「アラニン」「フェニルアラニン」「イソロイシン」「チロシン」「リシン」「ヒスチジン」「メチオニン」「トリプトファン」「プロリン」
これらのアミノ酸が、定まった順序で繋がっているタンパク質を「ケラチン」といいます。髪の成分です。そして、18種類のアミノ酸の中でも最も多く含まれるのが「シスチン」であり、水分保持に大きく関わっています。
パーマやストレートでは、この「ケラチン」が関係しており、主にアルカリ性の薬剤によりアミノ酸に分解され、キューティクルが開く度に流出してしまいます。それによりパサつきやカサつきが出てしまいます。次にカラーリングに関係しているのが「チロシン」というアミノ酸です。髪の色素を作り出すメラニン色素は、色素細胞の働きでチロシンから作られます。
PLEXMENTの成分に18種類のアミノ酸全てを配合することでフィブリルに浸透し、ダメージレスで発色の良いカラーリングやブリーチができるようになりました。ジカルボン酸は、独特な粘り成分がボンドの役割となり、アミノ酸を強固にして「ケラチン」の再構築をしてくれます。
※グリオキシル酸が一番使用されている酸だと思います。FORM CONTROL PLEXとRELAXING PLEXで使用します。
この成分が「うねり」などを取ってくれる成分です、また俗にいう「髪質改善」に役立つものでもあります。毛髪に塗布して、時間を置いて一度流し、乾かして水分を飛ばす事で、髪の毛の中に新しい結合を作り、乾かしただけでもまとまりやすい髪質になります。また、酸性の力でキューティクルを閉じることにより、髪の毛にツヤがでて、広がりやすい毛質は収まりやすくなり、うねりも取れて手触り感も良くしていく成分
プレックスメントの製品は、「グリオキシル酸」「ジカルボン酸」をはじめとして様々な酸が配合されています。(改良新製品2020年度初期発売開始)
その為、全ての施術がPLEXMENT(プレックスメント)ひとつで出来ます。
毛髪内部の分子レベルに働きかけるものですので、従来の被膜処理・補充処理とは比べものになりません。
メニューで表現する場合
一例として
5Gトリートメント・ストレートパーマでも縮毛矯正でもない・次世代トリートメントでクセを緩和し・収まる・ウネリやクセやザラツキに広がりを抑え・艶しっとり仕上がり感が1~2ヶ月続く
「10歳若返る美しいうしろ姿」をお客様に提案することをおススメ! 驚く艶・ハリコシ感・しっとり感! を含め提案
縮毛矯正までいらないお客様に高額な縮毛矯正をおススメすることなく、うねりを取る程度ならFORM CONTROL PLEX(フロムコントロール)をおススメする方が良心的でお客様もその旨を分かってくれるので、良いかと思うのです。とくに中高齢者のうねり取りとハリコシを出すメニューとして、「疲れた中高齢者」の髪を生き返らせます。
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