「スピエラ+GMT」の酸性デジタルパーマで、極めて傷みが少ない・高質感・高仕上がり 

酸性デジタルパーマ「スピエラ+GMT」のコラボ

<極めて損傷が少なく、質感、ツヤ、仕上がり感が優れている>
ヌースフィット Fジェル(スピエラ)+GMTが今迄のデジタルパーマの常識をくつがえす!

詳しい方には説明はいらないかと思いますが、比較的「スピエラとGMT」を知らない美容師さんは沢山いらっしゃいます。その方々の為に簡単説明させて頂きますが、もともとデジタルパーマに使う還元剤は、アルカリ剤を使用した還元剤で縮毛矯正に近い施術を行いますので、損傷が大きいのも事実です。それでもサロンではお客様のニーズが高い為に損傷覚悟でお客様に提供しているのが実態です。その悩みの部分を解消できるのが、「スピエラ+GMT」です。

「スピエラ+GMT」は酸性域なので、髪を膨潤させません。その為、髪にアルカリ膨潤による負担が極めて少なく、それに合わせて間充物質の流失も極めて少ないということから、髪に対して非常にやさしい還元剤です。

スピエラとGMTの特徴を簡単に説明すると

  • スピエラは、酸性域の還元剤ですが、質感・ツヤなどの向上も図ってくれます。
  • GMTは、質感的には向上させてくれませんが、チオに匹敵するウェーブ効率をもった酸性還元剤で、他の還元剤を圧倒する損傷が極めて少ない還元剤です。

ベテランの美容師さんならご存じだと思いますが、過去に酸性域の還元剤(特にチオ)を利用した髪にやさしいパーマ剤等が多数でましたが、髪の損傷は少ないのですが、かかりが悪くお客様のニーズに応えきれないことなどがありました。

しかし、Fジェル(スピエラ)+GMTは酸性域でも、アルカリ還元剤にウェーブ効率なども劣りません。特別な機械などを使用しなくとも、アルカリ還元剤と同等のウェーブを形成し、極めて損傷が少ない還元剤です。(膨潤での損傷はほぼありません)

欠点

  • 匂い
  • 用事調製型といって、スピエラも・GMTも使用する直前に調合する必要がある (作り置きが出来ない)

しかし、ヌースフィットのFジェル(スビエラ)に限っては用事調製がいらない為、時間短縮にもなり、とても使いやすい人気商材なのです。

何故、酸性域でも掛かりが良いのか! また、キレイに伸びるのか!

その回答にFMCB理論を知ってほしいと思います。

縮毛矯正でやわらかさを出すなら!! 他との違いが出るスピエラがこれ ♬ →ヒモストSP

スピエラならなんでも同じと思っている方 → きっぱりとお伝えしますが、「違います!」 製品によって大きく差が出ます。

※ スピエラについて詳しく

※ GMTについて詳しく

FMCB理論

 

フィブリル(F:ずらし)・マトリックス(M:ふくらまし)・膨潤コントロール(C)・ブリッジ(B:架橋)の四つの要素で髪を成形する理論。

ヌースフィットFMCB 理論

FMCB理論とは、2008年に株式会社ヌースフィットの亀ケ森統氏が命名した新しいパーマ理論です。
フィブリル(F:ずらし)・マトリックス(M:ふくらまし)・膨潤コントロール(C)・ブリッジ(B:架橋)の四つの要素で髪を成形する理論となります。
今や主力になりつつあるパーマ理論で、当社でもこの考え・理論に賛同し講習等を行っております。

サロンにおけるすべての技術で、ダメージを減らす事が可能になります!

従来のパーマ剤とFMCBの違い

①従来の薬剤は、1剤でマトリックス内のS-S結合を切り、毛髪を柔らかくして形をつけ2剤で固めます。
→毛髪を柔らかくすることで、毛髪が過剰に膨らみダメージが起きます。

②FMCBは、毛髪内のフィブリル間のS-S結合を中心に切り、フィブリルをずらして形をつけます。
→必要最小限に毛髪を膨らませるだけなので、毛髪を柔らかくせずダメージなくキレイにパーマがかかります。

FMCB理論解説

■FMCBのキーワード解説

*フィブリル…毛髪内にある毛髪の繊維状タンパク
*マトリックス…フィブリルの周りを取り囲む不定形タンパク
*F還元…フィブリル間のS-S結合を還元すること
*M還元…マトリックスのS-S結合を還元すること
*ずらし…F還元によってフィブリルを「ずらす」こと(フィブリルを「ずらす」ことでパーマはかかります)
*膨らまし…M還元によってマトリックスを「膨らます」こと
*均一還元…F還元(ずらし)とM還元(膨らまし)をバランスよく行うこと(理想的な1剤処理)

■図で解説 ~FMCBの「ずらし」と「膨らまし」とは!?~

ヌースフィット FMCB

【髪の損傷がとても少ない新還元剤】
毛髪を各種還元剤の溶液に浸したときのタンパク質流出実験
タンパク質流出実験
明らかにスピエラはタンパク質の流出が少ない事がわかります。
すなわち毛髪損傷が少ないことがわかりました。
まさにケタ違いのタンパク流出の少なさなのです。

【FMCB理論検証のひとつ】
健常部と14レベルブリーチ部のウェーブの違い実験
FMCB理論検証
FMCB理論のスタートとなった毛束実験の写真です。
チオグリコール酸塩でパーマをかけると、健康毛に対してはそこそこ強くかかるものの、傷んだ毛には強すぎて使えない事がわかります。この傾向はスピエラ以外のすべての還元剤に当てはまります。
また、スピエラが酸性でカールがかかることに起因しています。従来の還元剤は水溶性が強い為、アルカリで膨潤させないとキューティクルを通過することが出来ません。しかし、膨潤したキューティクルは内部タンパクも流出させやすく、ダメージ度が増すほど還元剤によって切られたタンパク同士が再結合しにくくなります。これに対し、ほとんど毛髪を膨潤させないスピエラは切断されたタンパクが離れ離れになりにくく、施術前の毛髪にある程度以上のシスチン結合が存在していれば、還元後も再結合が可能になるのです。

酸性域で活性化する注目の還元剤「GMT」「スピエラ」ってなに??
「髪が細くなってしまった」「ハイダメージ」が原因でウェーブパーマ・ストレートパーマをあきらめていたお客様へもパーマを提供でき、喜んでもらえる!それによっておしゃれをお客様は楽しむことができる!このことを実現できる還元剤が「GMT」「スピエラ」なのです。

■パーマダメージの大きな要因はアルカリによる膨潤
今までのウェーブ剤・カーリング剤は主にアルカリ領域(PH7以上)で、毛髪を膨潤させ還元剤を毛髪内部に浸透させていました。(膨潤=キューティクルのリフトアップが手触りやツヤを無くし、施術後のダメージを促進させていました)
しかし、GMT・スピエラは酸性領域PH5~7でも還元力が強くウェーブ形成力があります。したがって毛髪を膨潤させることがない為にダメージが非常に少ないのです。

■GMT・スピエラはコルテックスまで浸透できる両親媒性(親水性と疎水性の両方保持)
GMT・スピエラは親水性と疎水性の両方(両親媒性)を持ち合わせています。その為、疎水性であるキューティクルに浸透し、親水性である毛髪内部のコルテックス部にも浸透することができます。コルテックスにしっかり反応するためウェーブ効率が高く、カールの持続性も弾力も良いのです。GMT・スビエラは疎水性だけと思われがちなのですが、親水性の部分も持ち合わせている(両親媒性)ので、疎水性であるフィブリル内の結合のほかに親水性であるマトリックス内の結合も切ることが出来ます。しかし、疎水性と親水性の両方を持ち合わせた両親媒性ですが、疎水性の方が強い還元剤であるため、疎水部分のフィブリルの還元は強く、親水性のマトリックスの還元は弱いのです。
また、厳密にいえば他の親水性の還元剤(チオ・シスなど)も僅かですが、疎水性の部分も持っています。ただどちらが強いのかという点で「疎水性」「親水性」と別れるのです。ここを理解すると分かりやすいかもしれません。

傷んだ髪は、親水性であるマトリックスが流失して、そこにあるシスチン結合が不足しています。そこに親水性の還元剤(チオ・シスなど)でパーマをかけようとしても不足しているシスチン結合の為にパーマは弱いか、かからないという結果になります。勿論、ダメージ毛の場合、フィブリル内のシスチン結合も不足していますが、今までにない新たな疎水部分のフィブリル部分にも還元するわけですから、パーマが掛かるのです。上記の写真はそれを表しています。

両親媒性分子は1つの分子内に水になじむ「親水基」と油になじむ「親油基」(疎水基)の両方を持つ分子の総称。 界面活性剤などのほか、リン脂質などの生体内分子や両親媒性高分子などがある。

■GMT・スピエラは用事調整タイプ
GMT・スピエラは使用する直前に混ぜる「用事調整タイプ」となっております。これはGMT・スピエラは水と相性が悪く次第に分離してしまうからです。しかし、混ぜて使用するメリットとして薬剤の還元力を好みの強さに調整する事ができます。これにより、ブリーチ毛などのハイダメージ毛~健康毛まで幅広く対応する事ができ「髪が細くなってしまった」「ハイダメージ」が原因でウェーブパーマ・ストレートパーマをあきらめていたお客様へもパーマを提供できるのです。

「スピエラとGMT」のコラボ酸性デジタルパーマ

※使用するスピエラは、FジェルとヒモストSP  これはどちらを選択しても良いですが、Fジェルはジェルタイプ、ヒモストSPはクリームタイプ、GMTはクリームタイプ
※施術プロセスにある「還元テスト用コールドロットを2~3本まく」というのは、膨潤しない為分かりずらいからテスト用として使用する為です。

【 GMT×スビエラ施術 】
□ GMT×スピエラ お勧め技法 【ウエット加温】
FジェルとヒモストSPのどちらを使うかによって<クリーム×クリーム/クリーム×ジェル>に分かれます。
一番お勧めの技法です。完全ドライにしないで終了します。低温(70℃)での施術が可能
還元時間・加温時間の短縮化・ウエーブ効率アップ

□ GMT×スピエラ
FジェルとヒモストSPのどちらを使うかによって<クリーム×クリーム/クリーム×ジェル>に分かれます。
GMT×スピエラのノーマル技法。 完全ドライにして終了します。

ヌースフィット 酸性デジタルパーマ(FMCB&スピエラ×GMT)
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施術プロセスの全薬剤は、以下の通り

  • プレ処理剤 マルチPPT32
    【PH】6.5~7.0
    【AV】酸度0.5
  • プレ処理剤 パワーLPD+
    【PH】6.5~7.0
    【AV】酸度0.5
  • Fジェル(スピエラ)
    【PH】3.5
    【チオ換算】3.0
  • ヒモストSP (スピエラ)
    【PH】2.6~3.5
    【チオ換算】2.3~2.4
  • ヒモストGMTコンク
    【PH】6.2~6.8(2:8混合時)
    【チオ換算】6(2:8混合時)
  • GMTクリーム6(GMT希釈剤)
    【PH】8.8~9.2
  • bR2  専用2剤(ブロム酸)
  • R2+ (損傷毛の強化・リッチ感アップ添加剤)
    【PH】3.5~4.5
    【AV】酸度3
  • アルガノミクス (からみ抑制・ツヤ向上)

 

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