「スピエラ+GMT」の酸性デジタルパーマで、極めて傷みが少ない・高質感・高仕上がり

酸性デジタルパーマ「スピエラ+GMT」のコラボ
<極めて損傷が少なく、質感、ツヤ、仕上がり感が優れている>
ヌースフィット スピエラ+GMTがデジタルパーマの認識をくつがえす!
この使用商材で超人気の「スピエラ+GMT酸性縮毛矯正」も出来ます。使用する薬剤は一緒で無駄がありません。
詳しい方には説明はいらないかと思いますが、まだ「スピエラとGMT」をよく知らない美容師さんはいらっしゃいます。その方々の為に簡単説明させて頂きますが、もともとデジタルパーマに使う還元剤は、アルカリ剤を使用した還元剤で縮毛矯正に近い施術を行いますので、損傷が大きいのです。それでもサロンではお客様のニーズが高い「デジタルパーマ」の為に損傷覚悟でお客様に提供しているのが実態です。その悩みの部分を解消できるのが、「スピエラ+GMT」です。
「スピエラ+GMT」は酸性域なので、髪を膨潤させません。その為、髪にアルカリ膨潤による負担が極めて少なく、それに合わせて間充物質の流失も極めて少ないということから、髪に対して非常にやさしい還元剤です。デジタルパーマの人気店では、多くのサロン様がご利用になっています。


スピエラとGMTの特徴
スピエラもGMTも酸性域の還元剤
スピエラは、質感・ツヤなどの向上を図ってくれる髪にやさしい還元剤
GMTはチオに匹敵するウェーブ効率をもった酸性還元剤で、他の還元剤と比較し損傷が極めて少ない還元剤
ベテランの美容師さんならご存じだと思いますが、過去に酸性域の還元剤を利用した髪にやさしいパーマ剤等が多数でましたが、髪の損傷は少ないのですが、かかりが悪くお客様のニーズに応えきれないことなどがありました。しかし、スピエラ+GMTは酸性域でも、アルカリ還元剤にウェーブ効率なども劣りません。特別な機械などを使用しなくとも、アルカリ還元剤と同等のウェーブを形成し、極めて損傷が少ない還元剤です。酸性域の還元剤ですから膨潤での損傷はほぼありません。
欠点
匂いがする・・・スピエラには独特の匂いがあります。
用事調製型といって、スピエラも・GMTも使用する直前に調合する必要がある (作り置きが出来ない)
しかし、ヌースフィットの「スビエラ」に限っては用事調製がいらない為、時間短縮にもなりとても使いやすい人気商材なのです。また、他社製品と比較し、匂いも軽減されて作られています。ただ、GMTに至っては、やはり用事調製が必要となります。匂いに関しては、それほど気にならないという方が多い。
何故、酸性域でも掛かりが良いのか! また、キレイに伸びるのか!
簡単に説明させて頂くと・・・毛髪内の側鎖を切ってパーマを掛ける仕組みに従来からある「M還元」に「F還元」が加わったから
「M還元」とは、美容従事者ならだれでも知っていることですが、通常パーマを掛ける時、SS結合(シスチン)を還元させて、SS結合を切り離しパーマを掛けます。その時、どこのSS結合を切っているのかと言うと間充物質(マトリックス)のシスチン結合を操作し、切断・再結合でパーマを掛けています。この部分は、親水性でチオやシスなどの親水性還元剤でSS結合を還元し、SS結合を切ることが出来ます。切ることによって、毛髪内に水分などが入りやすくなり、膨潤(膨らみ)がし易くなります。このことをM還元として表現しています。※大筋の説明として簡略化させて頂いております。
「F還元」とは…フィブリル間のS-S結合を還元(切る)すること
フィブリルとフィブリルの間も側鎖のシスチン結合で繋がっていますが、この部分は疎水性なので親水性のチオやシスでは入りにくく、疎水性還元剤のスピエラやGMTなら入りやすい為、還元することが出来ます。それによってフィブリルとフィブリル間の側鎖を切って(還元)パーマを掛ける・くせを伸ばすことなどが出来ます。
M還元とF還元の両方を還元して施術を行うために、無理にアルカリによる膨潤をさせずとも、パーマや縮毛矯正、デジタルパーマなどが出来るようになったのです。しかし、剛毛などの場合、アルカリによる軟化膨潤が必要な場合もあります。ただ、近年はヘアカラーをされている方が多いので、カラー毛の場合はほとんどアルカリを必要としないケースです。



スピエラとGMTは「親水性部分の還元(M還元)と疎水性部分の還元(F還元)の両方」を還元して、縮毛矯正やパーマ・デジタルパーマなどを行います。「マトリックス間」「フィブリル間」の両方を切断するので、無理に髪をアルカリに傾けなくても酸性域で充分伸ばすことが出来るのです。※スピエラとGMTは、M還元を切る力もあります。元々還元剤は、親水部と疎水部両方の還元が可能なのですが、親水側の方が強いのか、疎水性の方が強いによって、疎水性還元剤・親水性還元剤と分かれるのです。
もっと詳しく、スピエラを知りたい方は、こちらから
もっと詳しく、GMTを知りたい方は、こちらから
【基本を理解】薬剤の特徴①
1. スピエラ+GMTは、弱酸性域の還元剤 その為に髪が膨潤しないので傷みにくい
2.スピエラはGMTに比べて、還元力は弱い薬剤だが、手触り感とツヤが良くなる
3.GMTはスピエラより質感は落ちるが還元力は強い。GMTだけでも質感は悪くない。理由は酸性域で行うので髪が膨潤しないためにキューティクルが揃った状態で縮毛矯正等をやる為、質感は悪くならない。しかし、スピエラの質感とツヤはほしいので、両方を混ぜて使用する。そうすると還元力のあるGMTと質感の良いスピエラの両方の良いところ取りで縮毛矯正やパーマ・デジタルパーマが出来る。
注目点
「髪が細くなってしまった」「ハイダメージ」が原因でウェーブパーマ・ストレートパーマをあきらめていたお客様へもパーマやデジタルパーマを提供でき、喜んでもらえる!おしゃれをお客様に楽しんでもらうことができる!それを実現できる還元剤が「GMT」「スピエラ」なのです。
【髪の損傷がとても少ない新還元剤スピエラ】
毛髪を各種還元剤の溶液に浸したときのタンパク質流出実験:1時間・40℃の環境で毛髪を浸漬

明らかにスピエラはタンパク質の流出が少ない事がわかります。
すなわち毛髪損傷が少ないことがわかりました。まさにケタ違いのタンパク流出の少なさなのです。
【F還元している実証実験】
健常部と14レベルブリーチ部のウェーブの違い実験

チオグリコール酸塩でパーマをかけると、健康毛に対してはそこそこ強くかかるものの、傷んだ毛には強すぎて使えない事がわかります。また、スピエラが酸性でもカールがかかることがわかります。さらにダメージによって、失った毛先のSS結合(シスチン)が少ないためにチオではウェーブが出来ませんが、スピエラでは、しっかりウェーブが出来ています。これは、ダメージによって不足しているマトリックス部のSS結合を還元してかけるチオに対して、スピエラはフィブリル間にあるSS結合を利用してウェーブ形成しているからです。
上記でも記載しましたが、GMT・スピエラはコルテックスまで浸透できる両親媒性
■GMT・スピエラはコルテックスまで浸透できる両親媒性(親水性と疎水性の両方保持)
GMT・スピエラは親水性と疎水性の両方(両親媒性)を持ち合わせています。その為、疎水性であるキューティクルに浸透し、親水性である毛髪内部のコルテックス部にも浸透することができます。コルテックスにしっかり反応するためウェーブ効率が高く、カールの持続性も弾力も良いのです。GMT・スビエラは疎水性だけと思われがちなのですが、親水性の部分も持ち合わせている(両親媒性)ので、疎水性であるフィブリル内の結合のほかに親水性であるマトリックス内の結合も切ることが出来ます。しかし、疎水性と親水性の両方を持ち合わせた両親媒性ですが、疎水性の方が強い還元剤であるため、疎水部分のフィブリルの還元は強く、親水性のマトリックスの還元は弱いのです。また、厳密にいえば他の親水性の還元剤(チオ・シスなど)も僅かですが、疎水性の部分も持っています。ただどちらが強いのかという点で「疎水性」「親水性」と別れるのです。ここを理解すると分かりやすいかもしれません。
傷んだ髪は、親水性であるマトリックスが流失して、そこにあるシスチン結合が不足しています。そこに親水性の還元剤(チオ・シスなど)でパーマをかけようとしても不足しているシスチン結合の為にパーマは弱いか、かからないという結果になります。勿論、ダメージ毛の場合、フィブリル内のシスチン結合も不足していますが、今までにない新たな疎水部分のフィブリル部分にも還元するわけですから、パーマが掛かるのです。上記の写真はそれを表しています。
※両親媒性分子は1つの分子内に水になじむ「親水基」と油になじむ「親油基」(疎水基)の両方を持つ分子の総称。 界面活性剤などのほか、リン脂質などの生体内分子や両親媒性高分子などがある。

デジタルパーマのダメージを減らす事が可能に!
ここまでの説明で大筋は理解できたと思います。
では、「スピエラならなんでも同じでは?」と思った方に → きっぱりとお伝えしますが「違います!」製品によって差が出ます。

デジタルパーマで「やわらかさ」を出すなら!! 他との違いが出るスピエラがこれ ♬ →ヒモストSP
正式名称 : ヒモーストレートSP(スピエラ)※「ヒモストSP」の愛称
ヌースフイットのスピエラは、用事調製不要
スピエラなのに用事調製不要・F還元クリーム・しなやかな(やわらかさ)・つるつるのデジタルパーマ・オーバータイム極小でダメージ毛にも利用できる



GMT×スピエラ施術について : 本来のデジタルパーマで「ワインディング&加温時ドライ工程時に完全ドライを行う施術
GMT×スピエラお勧め技法<ウェット加温> : ホット系デジタルパーマ
※デジタルパーマのつけ巻きと水巻について=通常のデジタルパーマとホット系デジタルパーマについて

GMT×スピエラ (本来のデジタルパーマ)施術プロセスについて詳しく補足説明

カウンセリング&プレ処理
前処理:⽑先にパワーLPDを塗布。
もしも、毛先に傷みがある場合はマルチPPT32の2倍希釈液を先に塗布してからパワーLPDを塗布。
還元処理

□ 「ヒモストGMTの配合比率は、GMTコンクとクリーム6の2:8」と記載があるところが、「用事調製」と呼ばれる使用時に希釈調整する事。
■GMT・スピエラは用事調整タイプ
GMT・スピエラは使用する直前に混ぜる「用事調整タイプ」となっております。これはGMT・スピエラは水と相性が悪く次第に分離してしまうからです。しかし、混ぜて使用するメリットとして薬剤の還元力を好みの強さに調整する事ができます。これにより、ブリーチ毛などのハイダメージ毛~健康毛まで幅広く対応する事ができ「髪が細くなってしまった」「ハイダメージ」が原因でウェーブパーマ・ストレートパーマをあきらめていたお客様へもパーマを提供できるのです。ヌースフイットでは、スピエラを用事調製しなくてもすむ完成薬剤を開発(他社にはない便利なスピエラ)。 但し、GMTは開発されておらず1回1回調合する必要があります。
薬剤の作り方
スピエラはそのまま使えるので、※1なにもする必要なし。(※1 ヌースフイット製品に限られた他社に類を見ない独自開発製品)
但し、GMTは、縮毛・デジタルパーマの場合クリームで希釈(薄める)し、パーマならローション(液体)で薄めます。
GMTの薄める割合は、必ずヒモストGMT(原液)をヒモストクリーム6という希釈用クリームで薄めます。
その割合は、GMTコンク(原液)を「2」として、ヒモストクリーム6を「8」の割合で希釈します。
GMTコンク(原液)を「2」 対 ヒモストクリーム6を「8」で希釈して、GMTの薬剤を完成させます。
(例) GMTコンク(原液) 20gの液体にヒモストリーム6(希釈)のクリームを80gを混合して、100gのGMT薬剤作成
理解しなければならないことは、ここまでが重要点で、以降は通常の縮毛矯正施術と大筋変わりません。
薬剤の割合は、マニュアルに書いてある割合で、薬剤を混ぜ合わせて作るだけです。
□ 施術プロセス内にSpまたはFジェルと表記がありますが、内容はほぼ一緒の(スペック)成分ですが、ジェルとクリームの違いがあります。使い勝手の良い方をお選びください。※Fジェルはジェルタイプ、ヒモストSPはクリームタイプ、GMTはクリームタイプ
□ 「さらにヒモストGMTにSpまたはFジェルを2:1でミックス」の記載についてですが、薬剤の強さをコントロールしています。通常は、この設定でダメージ毛~健康毛まで充分対応できますが、とても強い剛毛や傷みの激しい「超ダメージ」に関して、薬剤のコントロールも出来ます。基本的な薬剤の調整は、「カラー毛などの様な伸びやすい髪には、スピエラの比率を多く・伸びにくい髪には、GMTの比率を多く」が基本ですが、より詳細※1な調整表もご用意してあります。※1下記記載
注:薬剤調整の際に判断に迷ったら、基本の「ヒモストGMTにSpまたはFジェルを2:1でミックス」ですが、ここで安易なことは言えませんが、通常ご利用になっている「アルカリ還元剤」と違って、酸性域の還元剤なので過剰軟化などの、オーバータイムはあまり見うけられません。但し、0ではないことは理解して行って下さい。
GMT×スピエラハイブリッド配合表 ■ストレート、デジタルパーマ用
還元力が弱く、もう少し還元力を上げたいと思う時・また、逆に還元力を下げたいと思うときに目安に出来る配合表
薬剤 | GMT:Sp | GMT | GMT:Sp | GMT:Sp | GMT:Sp | GMT:Sp | Sp |
配合比率 | GMT2:クリーム5:SP3 | 単品 | 3:1 | 2:1 | 1 : 2 | 1 : 3 | 単品 |
チオ換算 | 6.69% | 6% | 5% | 4.8% | 3.53% | 3.2% | 2.3% |
ダメージLV | 0~1 | 1~3 | 2~3 | 3~4 | 3~5 | 4~5 | 4~5 |
仕上がり | 柔らか・滑らか | 柔らか・滑らか | 柔らか・滑らか | 柔らか・しなやか | 柔らか・しなやか | 柔らか・しなやか | 柔らか・しなやか |
対象毛 | 健康毛 白髪毛 | 健康毛 | カラー毛 既矯正毛 | ハイダメージ毛 既矯正毛 | カラー毛 エイジング毛 | ハイダメージ毛 既矯正毛 | ハイダメージ毛 既矯正毛 |
用途 | 根元、リタッチ部中心 疎水性が強く、薬剤が はじきやすい髪。 既矯正部のオーバーラップ注意 | 根元、リタッチ部中心 波状毛や捻転毛で 伸ばしやすい髪。 既矯正部のオーバーラップ注意。 | ダメージ毛のクセ直し、 質感補正。(しなやか) ワンタッチ可能 | ダメージ毛のクセ直し、 質感補正。(しなやか) ワンタッチ可能 | カラー毛のクセ直し 柔らかさ重視の質感補正 | ウィービング毛、ブリーチ毛のクセ直し 柔らかさ重視の質感補正 | ブリーチ毛、軟毛、膨潤しやすい髪 新生部と既矯正部の 塗り分けがしやすい。 毛先まで柔らかくする |
GMT2:クリーム5:SP3 の配合時は、先にGMT割合2:クリーム割合5を混ぜてからSP割合3を混合してください。
注)チオ換算5.5~6.5%はH(ハード)相当、4.5~5.5%はN(ノーマル)相当、2~4はS(ソフト)相当の還元力。 GMTの配合比率は、2:8
GMTのpH 6.2~6.8 SpのpH2.6~3.5 (pHは温度・濃度などによっても多少変化するので「~」の範囲が示されるのが正しい表示)
但し、アイロン時の水分加減によって、チオ換算4.5~5.5%でもハードに匹敵するチカラを引き出すことが出来る。
GMT使用する際、GMTの特性として加温が必要 40℃程度
□ 「薬剤塗布後、還元テスト用コールドロッドを2~3本巻きます。」について・・・酸性域での還元なので、ほとんど膨潤がありません。その為に還元は充分かのチェックが難しい為、ネーム付近にロッドを巻くことでテストカールによるチェックが出来ます。その為のテスト用ロットです。
□放置時間は、約15~20分。(加温推奨)・・・基本的には加温してください。自然放置で良い髪はかなり超ダメージと考えて下さい。理由として、GMTは、基本的に加温を必要とする還元剤だからです。加温しなくても還元はしますが還元力は弱く、思っているウェーブ形成には不十分なことが多いかと思います。GMTを使うとき、基本は「加温」と覚えておいてください。温度設定は40℃を基本とします。
テスト&中間水洗
特に特記事項はありません。上記の施術プロセス通りにお願いします。
ワインディング&加温ドライ
特に特記事項はありません。上記の施術プロセス通りにお願いします。
ただ一つだけ新情報として:中間のリッジがもう少し欲しい場合のコントロール方法の一つとして
メーカー「フースフイット」から新情報
酸性のデジパでは、いままでカリカリになるまで乾かしたほうが良いとされていましたが、メーカーのヌースフイットで色々テストを行った結果、カリカリに乾かさないほうが、カールが強く出るということがわかりました。そのため、デジロッドをラップで覆うなどして乾かさないよう施術を行ってみてください。
酸化処理
特に特記事項はありません。上記の施術プロセス通りにお願いします。
終了
□ 根本のクセが強い人へのデジパについて
デジパに限らずですが、ロッドを使って施術するものは、毛先からぐるぐると巻いていきますのでどうしても根元の部分までロッドを巻ききれません。
つまり、薬剤は作用しているけれどロッドが当たっていないため、クセがそのままになってしまいます。
デジパはコールドパーマよりもロッド径をあげて施術すると思いますので余計根元があいてしまいます。
もし、根元の部分が気になるようであれば、一度ストレートをしてからデジパの施術に入ったほうが良い可能性もあります。
しかし、アルカリの薬剤を使ってストレートをかけてしまいますと、その後のデジパでカールがかからずダレてしまう、加えてダメージもかなりしてしまいます。そのため、ストレートをかけてからデジパをする場合は酸性薬剤を使用(ヒモストSP(還元剤:スピエラ)とヒモストGMT(還元剤:GMT))して縮毛矯正するようにしてください。
酸性デジタルパーマを成功に導く一つのこと
ポイント1
酸性デジタルの場合、酸性域の為に膨潤がない分、急速な還元作用が起こりにくい。その為に 「薬液塗布後に適切な軟化を確認すれば失敗がない」
軟化テストをしっかりする基準
1液塗布の際、通常ロットは巻かずに塗布して加温(もしくは常温)しますが、酸性域のパーマ剤の為に膨潤がほとんどない分、軟化が分かりにくいのでロットを2~3本ネープなどに巻いておきます。巻くロットは、太すぎるロットでなければ何㎜のロットでも良いですが、太いロットですと軟化が分かりにくいかと思います。その後、加温(もしくは常温)します。加温(もしくは常温)後にこの巻いたロットのテストカールの状態で、その後の調整をコントロールするだけです。
重要注意事項 テストカールの際に薬剤が付いた状態で、テストカールを行うのでクリーム(薬剤)の粘着によりウェーブが出ていると見間違うことがあるので注意が必要です。
ポイント2
テストカールで全くウェーブがない場合、その後頑張ってもウェーブは出てきません。このままでは、かからない失敗の原因になることが解ります。
テストカールの際にロット径に対して、60~70%のカールがOK目安 →仕上がりはテストの2~2.5倍
テストカール100%のカールの場合は、軟化し過ぎ
※軟化し過ぎの場合は、その後のデジタルロットの温度調整を低くする。保護剤の使用などして調整
※軟化不足の場合、その後、薬剤の放置時間延長・加温温度・デジタルロットの温度設定を上げるなど調整
基本的にはこれだけですが、仕上がりが、「強かった」・「ちょうど良い」・「弱かった」 などあるかと思います。
そのテストカール(軟化)とパーマの仕上りを比較して、求めるテストカール(軟化)の一番良い設定を自身で身につけてください。 自分自身の目安となる基準が重要です。 そうすることで、より優れたデジタルパーマの結果を出せるようになるかと思います。
自分自身の軟化基準の設定を身につけることで、ウェーブコントロールが出来るようになります。それによって使用する薬液選定もより正確な選択となります。

過去にこんな問い合わせがありました。
デジタルパーマのつけ巻きと水巻について=通常のデジタルパーマとホット系デジタルパーマについて
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デジタルパーマですがマニュアルは全て水洗タイプですがつけ巻きタイプのデジタルパーマは可能ですか?
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まずご回答の前にデジタルパーマに関してですが、一般的なデジタルパーマは水洗タイプのことを言い、つけ巻きタイプについてはホット系パーマとして分類をされています。
デジタルパーマの機械を使うものの全てをデジタルパーマという表現をする方もおられますが、水洗タイプとつけ巻きでは仕上がりのカール形成が異なります。水洗タイプであれば一般的に形状記憶パーマと言われる乾かした時にカール感が強く出るウェーブを再現することができるのですが、つけ巻きのホット系パーマだと、こちらはコールドパーマの延長線上で濡れている時にカールが強くても、乾かした時にカールが弱くなるといった傾向があります。
間接熱のローラーボールの代わりに、直熱のデジタルパーマの機械を使っているイメージです。コールドパーマでローラーボールを使っているより、直接ロッドが発熱するので、熱が髪に伝わりやすく、ウェーブ形成に関しては通常のコールドパーマより、強く出せるようにはなっています。ですので、つけ巻きのデジタルパーマも可能です。ただし、1液がクリームだと、ワインディングがしにくいこと、中間水洗や2液の浸透が悪くなることが考えられますので、1液はクリームよりローションタイプにした方がいいかと思います。
また2つの工程の使い分けとしては、お客様がご自身で手入れ、カールを出しやすいのが前者、ウェーブ形成や時間短縮を強みにするなら後者になると思いますので、お客様が何を求めているかによって使い分けをした方がメニューに取り入れやすいのではないかと思います。多くのサロン様では上記のような感じで技術を変えて、ご提案されています。
水まき系(水洗タイプ)もホット系も使用する薬剤は一緒
通常のデジタルパーマ(水洗タイプ・水まきタイプ)=記憶形状パーマ・カール状のウェーブ・縮毛矯正と同じ還元して水洗、その後ドライにしていく。
温度60℃~80℃ 使用ロット 通常1つ下げて使用する
ホット系デジタルパーマ(つけ巻きタイプ)=コールドパーマの延長上で加温しているだけ・ウェーブ状のウェーブ(通常のパーマのウェーブ)
温度45℃~60℃で乾燥させないように水分を与えて加温(通常のスチーマの加温と一緒で加温ロットに変わっただけ)※濡れていると毛髪に伝わる熱は、20℃ほど下がるので25℃~40℃程度で加温していると同じ、但し乾燥させると温度は一気に上がるので注意。
温度が直接伝わる為常温よりは強めに少し出る
2液がクリームタイプでは、浸透しにくい為にローションタイプの2液 加水を推奨する。使用ロット 下げないで、若しくは1つ上げて使用する。(デザインによっても変わる)
まとめると
水巻(従来のデジタルパーマの施術工程) カール状のウェーブで、乾いたときにウェーブが出やすい (乾燥状態で施術)施術時間は長い
温度は、デジタルパーマの機械に準じるが一般的に60~80℃
つけ巻き(ホット系パーマ) カールと言うよりウェーブ 濡れているときはウェーブが出るか、乾くとウェーブがゆるくなる
(コールドパーマの仕上がり)(濡れた状態で施術・乾かしてはいけない) 施術時間短い 温度45℃~60℃
※ ホット系パーマは、コールドパーマの延長上で、コールドパーマを加温しているパーマ
【 GMT×スビエラ施術 】これらに関しても基本的には上記と同じです。
□ GMT×スピエラ お勧め技法 【ウエット加温】
FジェルとヒモストSPのどちらを使うかによって<クリーム×クリーム/クリーム×ジェル>に分かれます。
完全ドライにしないで終了します。低温(70℃)での施術が可能
還元時間・加温時間の短縮化・ウエーブ効率アップ
32種類の PPT配合マルチPPT32 1000ml
たった1本で、オールインワンの優れもの!!★ケラチン・コラーゲン・植物タンパクなど12種類の由来成分を基に分子量の大小によって32種類のPPTを配合した、美容室人気商材、正にオールインワンのPPTです。
プレ処理剤 マルチPPT32
【PH】6.5~7.0
【AV】酸度0.5
LPD+(パワーリピッドプラス)1000ml
LPD+(パワーリピッド プラス)PPTの補給はどこのサロンも行いますが、脂質マトリックスの補給は余りされていません。脂質マトリックスの補給をすると仕上がり感が全く変わってきます。
プレ処理剤 パワーLPD+
【PH】6.5~7.0
【AV】酸度0.5
ヒモスト GMTコンク 200g
混合し使用する用事調製型還元剤。酸性域の還元剤で、毛髪を膨潤させないために損傷が極めて少ない。しかし、還元能力は高くパーマにも縮毛矯正・ホット系パーマにも利用の幅が広い還元剤です。
ヒモストGMTコンク
【PH】6.2~6.8(2:8混合時)
【チオ換算】6(2:8混合時)
最良GMT希釈剤・ヒモストクリーム6 800g
用事調製型還元剤としてGMTコンクと混合し使用するクリームタイプの溶剤クリームは主にストレート(縮毛矯正等)に利用します。GMTは酸性域の還元剤で、毛髪を膨潤させないために損傷が極めて少ない。
GMTクリーム6(GMT希釈剤)
【PH】8.8~9.2
ヒモーストレートSP ( ヒモストSP・クリーム )
「ヒモーストレートSP」(通称:ヒモストSP) 400g
全国の多くの美容師さんから支持される超人気商材「酸性還元剤スピエラのクリームタイプ」特に縮毛矯正・デジタルパーマの人気は圧巻!!
ヒモストSP (スピエラ)
【PH】2.6~3.5
【チオ換算】2.3~2.4
Fジェル 400g (スピエラ・ジェル)
ジェルタイプの「F還元」用還元剤ストレート、デジパーに最適な化粧品タイプのカール料。「均一還元」のベースとなる薬剤。しっかりクセを伸ばしながら今までの還元剤では得られないツヤ手触りが得られます。
Fジェル(スピエラ)
【PH】3.5
【チオ換算】3.0
高性能2剤 bR2(ビーアールツー)400g
bR2 2液は疎水部分にも親水部分にも馴染みやすく、じっくり酸化させる高性能ハイブリット2剤です。◇パーマの持ちが良くなる◇ダメージを抑える◇繰り返してもダメージの蓄積を防ぐ◇艶が違う◇仕上がりが違う
bR2 専用2剤(ブロム酸)
R2+(パワーアールツープラス)1000ml
再結合に失敗したシスチン結合に架橋して強度回復させる成分です。いったん過膨潤させてしまった毛髪内部では、シスチン結合がバラバラの状態になり再びパーマ剤を付けると結合が離れ離れになりやすくなります。
R2+ (損傷毛の強化・リッチ感アップ添加剤)【PH】3.5~4.5【AV】酸度3
アルガノミクス・ツヤプラス140g
ぬれて膨張した毛髪のひっかかり(絡み)をスムーズに解消!!仕上がりのツヤ・質感を失う最大の原因が、ぬれて膨潤した毛髪をブラシやコームで引っ張ってしまうことです。髪を摩擦から守り、艶のある髪に!
アルガノミクス (からみ抑制・ツヤ向上)
ヌースフィット 酸性デジタルパーマ(FMCB&スピエラ×GMT)

別途以下にも追加施術情報が記載してあります。宜しければご覧ください。

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